用語解説

ヘミング曲げとは、ベンダーマシンで鋭角に曲げ後、更に圧力をかけ180度折り曲げて平らにすることを指します。ヘミング曲げにおいて使用する金型には、金型交換タイプ(2工程に分けて曲げを行うタイプでそれぞれ専用金型を使用)とダブルデッキタイプ(1工程で180度の折り曲げを行うタイプで、金型交換が不要)の2種類の金型があります。この曲げを製品に施すことで、精密板金部品の強度を高める・見栄えを良くする・材料端面のバリによる配線の損傷防止及び怪我の防止等を実現することができます。

「精密板金加工 配線組立.com」を運営している島田工業株式会社では、実際にこのヘミング曲げを適用した事例として、精密板金から配線組立てまで一貫して行っている「ミラーロイド」が挙げられます。ミラーロイドの一部品として配線・制御盤カバーがありますが、材料端面のバリによる配線の損傷防止を目的にこのヘミング曲げを適用しました。