用語解説

ロールベンダーとは、ロールと呼ばれる円筒形の金属棒の3本を三角形にし、その間に板材を通してR状に折り曲げる加工機械のことを指します。通常のベンダーでも送り曲げを行うことで板材を円形に曲げることが可能ですが、R曲げに特化した機械がロールベンダーです。ロール曲げを行う際は、複数人で行い、曲げ角度は、板材のサイズ・材質によって変わってくるので、角度に注視しながら加工していきます。このロールベンダーは、ロール間隔により板の先端箇所と終端箇所は曲げができません。そのため板材の両端を予め加工しておく必要があり、この工程のことを端曲げ加工といいます。多品種の生産に向いているところが3本ロールベンダーの特徴ですが、デメリットとしては、端曲げ加工が逐一必要になるその手間により、大量生産がしにくい点が挙げられます。