用語解説

 筐体設計とは、その使用目的・環境に対して必要とされる形状や機能を抽出し、筐体を具現化していくプロセスを指します。「精密板金加工 配線組立.com」では、空調機器関連、恒温室関連機器等で外装部分を設計・製造しているため、この筐体設計のプロセスは必須のものといえます。この筐体設計のプロセスでは、使用目的・環境に応じて筐体の形状を考案したり、機能を付与することで、お客様のニーズにこたえつつ、製造プロセスまでを考慮した設計図面の最適化を図っていく過程とも言えます。
 例えば、内部の温度上昇を避けたい場合、冷却ファンを筐体に追加する方法がありますが、そのファンの動作音が周囲に騒音と見做されるという別の課題が生じるケースがあります。このような場合においては、排熱作業において騒音が出ない様に組図で調整を行い、被害を発生させないよう設計をします。このように筐体に求められる全ての条件を満たすような方策を模索していき、筐体は設計・製作されます。