用語解説

 銀ロウはロウ付けの際に使用するロウ材の1種です。純銀で構成されるのではなく、真鍮などほかの金属との合金とされることがほとんどです。これはロウ材の融点を下げてロウ付け作業を行いやすくし、結果的に接合の強度を高めるためです。また銀ロウ使用時には「フラックス」と呼ばれる融剤を併せて使用されることが多いと言えます。

 なぜかというと、接合する金属表面に酸化膜が形成されているので、フラックスによりこれを還元する必要があるためです。この還元を行うことで金属と銀ロウの間に不純物が入ることを防ぎ、接合不良を予防することに繋がります。