Before (改善前)

精密板金加工 配線組立.comが製造する温調圧縮機や機械装置機器には組み立て作業が必ず発生します。中でも板金部品の組み立てにはボルトやネジなどの締結部品を用いて行います。ただボルトやネジと言っても、頭の形状、全体の形状、サイズなど多岐にわたります。そして1つの温調圧縮機や機械装置機器に対して使用されるネジやボルトの形状やサイズがバラバラであると、その都度締結部品に合わせて締結工具を交換する必要があるため、その交換の手間により作業性が落ちてしまいます。更に、ネジおよびボルトの取り間違いも発生しやすくなるので、ヒューマンエラーを誘発させる要因ともなります。

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After (改善後)

ネジやボルトといった締結部品の形状やサイズ、種類を可能な限り統一して設計をすることで、締結工具の交換の頻度を削減することができます。そうすることで、組立作業者の移動を少なくすることができ、作業性向上につながります。更に、1つの装置機器に対して使用する締結部品の種類が少なければ少ないほど、取り間違いなどヒューマンエラーの発生リスクを抑えることもできます。組立作業を伴う温調圧縮機や機械装置機器は、板金部品単体のコストだけでなく、組立コストまでも意識することが、コストダウンを実現するポイントです。

POINT(要約)

固定されるものや、固定する場所に合わせて、締結部品の種類を変えることは少なくありません。しかし、一つの部品や装置機器を固定するために数種類の締結部品を使用しては、締結工具もその分だけ必要となってしまいます。組立作業者を移動させずにいかに一度に複数の作業ができるかが、組立工程でコストダウンを実現するポイントです。