精密板金加工 配線組立.comを運営する島田工業株式会社では、医療業界、半導体業界、理化学業界などの業界を中心に、様々な精密板金筐体を製造してまいりました。

ここでは、筐体向けの精密板金加工におけるポイントをご紹介いたします。

下記でも詳細をご覧ください。

>>クリーンエア装置用筐体の精密板金加工

 

筐体向けの精密板金加工における3つのポイント

特に筐体向けの精密板金加工を行う際は、下記の3つに注意する必要があります。

 

  1. ダレや返りを抑えたブランク抜き加工
  2. 高精度な曲げ加工
  3. 歪みを抑えた溶接加工

 

ダレや返りを抑えたブランク抜き加工

2台体制のファイバーレーザー複合機

切断面のダレ・返りを抑えた、ファイバーレーザー複合機によるブランク加工

特に安全キャビネットのような高い気密性が求められる筐体を製作する際は、タレットパンチプレスによるブランク抜き加工では、どうしてもダレや返りが残ってしまいます。しかし筐体組立時には隙間の原因につながってしまい、気密性を損ねてしまいます。

そのため当社では、特に筐体向けの精密板金加工を行う際は、ファイバーレーザー複合機でブランク抜き加工を行っております。

 

高精度な曲げ加工

エアコン用 精密板金パネル

筐体組立時に隙間が生じてしまう要因としては、曲げ加工の精度も大きく関わってきます。そのため、図面通りに正確に曲げ加工を行うことができるのかが重要なポイントです。

当社では高精度な精密板金曲げ加工を行うように、社内での技術力向上体制を徹底して構築しております。また部品によってはロボットベンダーを使用して24時間稼働させながら、精密板金曲げ加工を行っております。

 

歪みを抑えた溶接加工

高品質なYAG溶接

 

 

また筐体の溶接組立時には、熱影響によって歪みが生じてしまう場合もあります。組立時に歪みが生じてしまっては、抜き加工や曲げ加工をどれだけ精度高く行ったとしても、気密性を損ねてしまうことにつながってしまいます。

そのため当社ではTIG溶接ではなく、YAG溶接で溶接組立を行っております。もちろん、ただYAG溶接で行えばいいというわけではなく、熟練した溶接技術も必要とされます。精密板金加工 配線組立.comでは、高い品質精度でYAG溶接できるように、社内での品質管理体制を徹底しており、飽くなき技術力向上を心がけております。

 

 

筐体の精密板金加工の製品事例をご紹介!

精密板金加工 配線組立.comを運営する島田工業株式会社による、筐体の精密板金加工の製品事例をご紹介いたします。

産業用クリーンエア供給ユニット 筐体

産業用クリーンエア供給ユニット 筐体

この精密板金加工品は、工場内にて使用する産業用クリーンエア供給ユニットの筐体です。こちらの筐体にある中央部の四角穴部分は高性能HEPAフィルターを取り付けることができますが、取り込んだ工場内の汚れた空気を、このHEPAフィルターを通すことでクリーンな空気を供給できるような構造になっております。こちらの製品は、ファイバーレーザー複合機による抜き、ベンダーによる曲げ加工、YAG溶接、スポット溶接、組立までを当社で一貫対応で製作しております。こちらの筐体はW1290*L1505と□1000mmを超える大きさとなっており、このような筐体の溶接組立は精度を都度確認しながら溶接歪みを極力抑えることが必要になります。

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監視カメラ用アルミ筐体

監視カメラ用アルミ筐体

この写真は、監視カメラを格納するアルミ製の筐体です。材質はアルミで、ファイバーレーザー複合機による穴あけや曲げ加工、TIG溶接、アルマイト処理、カシメを精密板金加工 配線組立.comで行っております。
この筐体に使用するアルミはt:5.0となっているため、ファイバーレーザー複合機にてブランク加工を行っております。またカシメを深いところに打つことも要求されます。

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検査用筐体 精密板金フレーム

検査用筐体 精密板金フレーム

こちらの製品は研究室等で使用される検査用筐体の精密板金フレームとなります。6点の部品にて構成されており、それぞれファイバーレーザー加工機で抜き工程があり、枠になる部分とコの字部品の曲げ工程を経て、枠の1辺にスタッドボルトを付けます。そして溶接ナットを付けたコの字部品を2点Tig溶接をします。

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医療機器用 精密板金カバー

医療機器用 精密板金カバー

この製品は医療用機器などの機械を収納するカバー部品となります。こちらの部品は2部品にて構成されており、1つは厚さ1.2mmのSPCC材をファイバーレーザー加工機を使用して抜き工程を行い、曲げ工程にて通常の曲げの他にFR曲げ(一定のピッチにて細かく送り曲げを行いR形状を作る方法)を行うことで客先の図面通りのR形状を出しております。

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医療機器用 精密板金フレーム

医療機器用 精密板金フレーム

この部品は医療機器用精密板金フレームで、医療機器の外付け用のアタッチメント部品として使用されます。材質としてSPHCを加工して製作しており、板厚は2.3mmとしっかりとした作りになっております。

全部で6点の部品で構成されており、その内2点は切削部品で協力会社に加工を依頼しています。医療機器用途ですので、精度はシビアになっていますが、当社ではそのような要求仕様もクリアできる協力会社と提携しております。

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>>その他の製品事例一覧はこちら

 

 

筐体の精密板金加工のことなら、精密板金加工 配線組立.comにおまかせ!

精密板金加工 配線組立.comを運営する島田工業株式会社は、群馬県・伊勢崎市に板金工場・組立工場を持った、温調圧縮・電気装置機器のOEM受託加工・製造メーカーです。

当社は、①鋼板からの板金加工による装置機器の設計・製作と、②装置機器の電気配線・配管接続等の電気制御技術、というソフトとハードの両面に対応した設計・製作を行うことができるOEMメーカーであることが、最も大きな特徴です。また当社は、装置機器の納入に際して、ヘリウムリーク検査や電気検査、100時間に及ぶ試運転などのように、各種試験を徹底的に行った上で高精度ユニット製品の納入をいたします。

各種機器のOEM製造や筐体向け精密板金加工のことなら、精密板金加工 配線組立.comにまずはご相談ください!

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