板金加工品を塩害地域にて設置・使用することを検討しております。どのような仕様がおすすめでしょうか?
塩害に関する定義として、「塩害地域」とは海岸から2km以内の地域のことを指し、その中でも海岸から200m~500m以内の地域のことを「重塩害地域」と呼びます。
塩害対策の鋼材でもっと採用されているのが、ステンレスになります。ただステンレス鋼板は、材料コストが高く溶接加工も歪等が発生しやすいため、板金加工工程の中の溶接の作業性が悪く、製品の全体的なコストが高くなります。ただし、それでもなお塩害地域の腐食対策としてステンレスが採用されることが多く、ステンレスにさらに塗装を行うケースも存在しています。
ステンレス鋼板のほかには、ガルバリウム鋼板を検討できます。ガルバリウ鋼板は、自らサビることで腐食が鋼板内部まで達することを防止する特徴があり、筐体やカバーに採用すればその内部の電子機器を守ることが可能です。塩害や腐食ガスなど、防食対策についてもお気軽にご相談ください。
関連するよくある質問
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Q.
板金溶接で気密性を高めたいのですが、どの溶接方法が最適ですか?
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Q.
板金加工で気密性を高めるためにはどのようなポイントがありますか?
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Q.
気密性が必要な板金加工品の製作は可能でしょうか?
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Q.
医療用途の精密板金加工について、切削加工品と組み合わせた部品の製作は可能でしょうか?
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Q.
医療用途の精密板金加工では、どのように素材を選定しますか
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Q.
医療用精密板金加工品を製作するにあたり、特徴と注意点はどのようなことがありますか?
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Q.
過去に行った筐体加工の材質や厚みなどはどのようなものがありますか?
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Q.
筐体加工・組立におけるコストダウン提案は可能ですか?
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Q.
ネジ止めを伴う板金筐体を設計する際、コストダウンを実現するためのポイントとして、どのようなものがありますか?
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Q.
ナットの締め付けにおけるリークの発生を減少させるための手段はありますか?
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Q.
屋外仕様の筐体は可能でしょうか?
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Q.
塩害地域に対応できる筐体はお願いできますでしょうか?