太い銅配管のロウ付けにおける品質向上のポイントには何がありますか
弊社では、太い銅配管の溶接において、初めにロウを差す前に母材全体を均一に加熱します。そして、目視にてロウを差す適正温度(760度~810度、赤褐色~桃色)を判断しております。
その際、加熱し過ぎのオーバーヒートや、温度が低い状態で、ロウ材を差してしまった場合、ロウ垂れが発生してしまいます。
その為、銅配管を均一かつ適正温度で加熱することで、オーバーヒートやロウ垂れの発生が少なくすることが可能です。
又、太管(1インチ等)細菅(1分)は加熱時間が変わってくるので、加熱時間に注意しながら作業を実施しております。
さらに、ロウ材の差し量に関しても、太管・細管で量が変わってくるので、例えば6分管は約75mmの差し量が必要等、収集・蓄積したデータをもとに作業を行っております。
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