精密板金加工 配線組立.comを運営する島田工業株式会社では、現在アルミの精密板金加工に関するご相談を多くいただいております。また、ただ板金加工部品を作ってほしいというご依頼から、筐体組立までお願いしたい、表面処理から配線組立までお願いしたいというご相談もいただいております。

ここでは、特にアルミ製の板金筐体に絞って、製造ポイントをご紹介いたします。

 

アルミ板金筐体の製造におけるポイント

アルミ板金筐体の製造ポイントは、下記のつで大きくまとめられます。

  1. 組立方法を考慮した構造設計
  2. 変形や歪みを抑えたアルミ溶接
  3. 最終製品から逆算するアルマイト処理
  4. アルミ板金筐体の一貫製造体制

 

組立方法を考慮したアルミ板金筐体の構造設計

まずアルミ板金筐体の製造を行う上で重要なのは、全体の構造設計です。

組立方法には、大きくカシメ組立と溶接組立の2種類あります。しかしアルミの場合は、後述のように溶接が困難となります。一方でカシメ組立の場合は、アルマイト処理をどの段階で行うかが重要となります。

この2種類の選択については、どのような用途でアルミ板金筐体を使用するのか、どのような環境か、製品の外観を気にするのか、予算や納期はどれくらいか、全体のサイズはどれくらいか、という様々な要素を考慮した上で、最適な組立方法を検討する必要があります。

上記の通り、アルミ板金筐体の製造において最も重要なのは、実は製造前段階の構造設計や板金設計段階です。当社では、アルミ板金筐体のOEM生産をご検討の方々には、図面前段階からご相談をいただき、長い場合は数年スパンで量産ラインに乗せるためのサポートをしております。

 

変形や歪みを抑えたアルミ溶接

アルミは反射率等の関係から、溶接が困難な材料として知られています。しかし当社では、アルミ板金部品のTIG、YAG溶接事例等もサイトに掲載しております。細かなノウハウはお伝えできませんが、当社ではアルミ板金を用いた組立品について多くご相談いただいておりますので、高精度なアルミ板金溶接を心がけております。

 

最終製品から逆算するアルマイト処理

アルミ板金で多くなる仕上げ処理はアルマイト処理ですが、アルミ板金筐体については、特に注意が必要です。

例えばアルミ板金部品をカシメ組立する場合は、鉄やステンレスが溶解してしまうのを防ぐためにも、アルマイト処理後にカシメ組立をする必要があります。また曲げ加工前にカシメ加工が必要な場合も、曲げ加工前にアルマイト処理が施されている必要があるため、アルマイト材を採用して曲げ加工やカシメ加工をする必要があります。

このように、前後工程や組立方法を踏まえた上で、どの工程でアルマイト処理をしなければいけないのか、あるいはアルマイト材を使用すべきなのか、という判断がアルミ板金筐体の製造には求められます。

当社では、防錆や強度向上も目的として、黒色、無色(白)、着色アルマイト等、様々な用途に応じてアルマイト処理まで対応しております。

 

アルミ板金筐体の一貫製造体制

アルミ板金筐体のOEM量産製造を行うためには、上記のような板金設計部隊から、精密板金加工、高難易度のアルミ溶接、組立、表面処理までを一貫対応できるかどうかという、品質管理の側面から見た企業力が問われます。

当社では、お客様のご要望を丁寧にお伺いして、どのような製品が最適なのかという設計段階から技術提案させていただきます。また、アルミの薄板~厚板の抜き加工から、伸びや反りを考慮した曲げ加工、アルミ溶接、アルマイト処理まで、全て一貫対応することができます。

アルミ板金の曲げ加工について、下記にて詳しく解説しております。こちらもぜひ合わせてご覧ください。

>>アルミ板金の曲げ加工の種類と加工のポイントとは?

 

アルミ精密板金加工の需要がなぜ拡大しているのか、アルミ精密板金加工のポイントの詳細については、こちらをご覧ください。

>>アルミの精密板金加工における6つのポイント

材質関わらず、全体形状や最終形態が筐体の場合は、精密板金加工においても特に重要なポイントが3つございます。詳細はこちらをご覧ください。

>>筐体向けの精密板金加工におけるポイントとは?

電子・電機サービスバナー

 

アルミ精密板金加工の製品事例をご紹介!

精密板金加工 配線組立.comを運営する島田工業株式会社による、アルミ精密板金加工の製品事例をご紹介いたします。

事例①:監視カメラ用アルミ筐体

監視カメラ用アルミ筐体

こちらの製品は、監視カメラを格納するアルミ製の筐体です。材質はアルミで、ファイバーレーザー複合機による穴あけや曲げ加工、TIG溶接、アルマイト処理、カシメを精密板金加工 配線組立.comで行っております。この筐体に使用するアルミはt:5.0となっているため、ファイバーレーザー複合機にてブランク加工を行っております。

>>詳細はこちら

 

事例②:レントゲンカメラ用アルミ筐体

レントゲンカメラ用アルミ筐体

こちらは、レントゲンカメラを格納するためのアルミ製筐体です。ファイバーレーザーによる穴あけ加工、曲げ加工、プレス加工、カシメ加工、および溶接仕上げを施して製作しております。

>>詳細はこちら

 

事例③:アルミ製 宇宙観測機器用ケース

アルミ製 宇宙観測機器用ケース

この品物は、大学研究室にて宇宙観測用機器に使用されるアルミ製の特殊ケースです。材質はアルミA5052材で、板厚は1mm、4つの部品で構成されております。

まずファイバーレーザー加工機で抜き加工を行い、それぞれの部品を曲げ加工します。その後、各部品をYAG溶接にて結合させていきます。板厚が1mmと薄く、また変形や歪みが起こりやすい形状になっておりますので、作業者も細心の注意を払い溶接作業を行っていきました。

>>詳細はこちら

 

アルミ板金筐体のことなら、精密板金加工 配線組立.comにおまかせ!

精密板金加工 配線組立.comを運営する島田工業株式会社は、群馬県・伊勢崎市に板金工場・組立工場を持った、温調圧縮・電気装置機器のOEM受託加工・製造メーカーです。

当社は、①鋼板からの板金加工による装置機器の設計・製作と、②装置機器の電気配線・配管接続等の電気制御技術、というソフトとハードの両面に対応した設計・製作を行うことができるOEMメーカーであることが、最も大きな特徴です。また当社は、装置機器の納入に際して、ヘリウムリーク検査や電気検査、100時間に及ぶ試運転などのように、各種試験を徹底的に行った上で高精度ユニット製品の納入をいたします。

特に近年は、アルミ板金を使った大型筐体や装置機器に関するご相談が多くなっております。アルミ板金筐体に関しても、当社では抜きから曲げ、溶接、組立まで、一貫して対応可能です。

各種機器のOEM製造やアルミ板金筐体のことなら、精密板金加工 配線組立.comにまずはご相談ください!

>>空調機器・電気機器のOEMメーカーとして提案できること

>>製品事例はこちら

>>お問い合わせはこちら