製品属性(仕様)
製品 分類 | カバー・パネル | 業界 | 医療・医薬 |
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素材 | SUS304 | サイズ | 250×120×35 |
製品画像(様子)
特徴
こちらの製品は、医療機器向けタッチパネルカバーで22回曲げを行い製造している事例になります。
この製品は、医療機器の液晶画面の「枠」になる製品です。
このような22回曲げを行うこちらの製品では、下記の2点が加工時のポイントになります。
①精密な曲げ作業のため、曲げ回数が多いことによる微小な角度のズレが積み重なり、公差より外れてしまう事がある。
これを避けるために、まず最初の1台目では正確に90度を出して次の曲げも正確90度を出す、そしてこれを22回繰り返すという、丁寧な作業が必要となります。(なお、通常の製品は正確に90度でなくても寸法が公差内であれば良品です。)
②1ロットで 100台程度の量の加工をしていますが、材料の硬さの違いによる角度のズレを防ぐ必要がある。
先にも述べたように、最初の1台だけ角度を出して 加工に入りますので、途中で材料が変わり角度も変わっていたとしても気づかない事があります。
この問題に対処するため、最初の1曲げだけを全数同じ加圧で加工しています。
大体3パターン程度で角度違いの束が出来る為、これらの3つのパターンごとに「角度だし」を再度行い、正確性を確保しています。
このような工程を経ることで、材料の硬さの違いによる角度のズレを最小限に抑え、高品質な製品を生産しています。
また、こちらはGoProを使用し、22回曲げ加工を作業者目線で撮影しました。
まるで自分で作業しているかのような動画となっていますので、是非ご視聴ください。
島田工業では高度な精密板金加工を専門としており、特に医療機器の部品や製品において、高い精度と正確性が要求される製造を得意としています。
このような高い精度と正確性が要求される医療機器の部品や製品に関して、お困りの際は島田工業までご相談ください。