用語解説

ヘリウムリークテストは、主に真空装置・真空設備において、シーリングのミスなどを検出するために行われるテストの1種です。方法としては、試験対象物内部にヘリウムガスを充填し、そこから漏れ出たガスをヘリウムリークディテクタというヘリウムのみを感知して、その質量を計測する装置を使って漏れの有無を確認する形となります。

他の種類のリーク試験が定性的判断となってくるのに対し、ヘリウムリークテストは定量的に漏れの有無を判断することができることが大きなメリットです。また試験にヘリウムが用いられる要因としては、大気中に0.0005 %しか存在しないため大気の影響を受けにくいこと、不活性ガスのため安全に作業が行えること、全ての原子の中で2番目に軽く小さいものであるため漏れ箇所に入りやすいことなどが挙げられます。「精密板金加工 配線組立.com」では、クライオポンプの組み立てを行ったあとヘリウムリークテストを必ず実施し、漏れがないことを厳格に確認できる体制を整えています。

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