用語解説

全ての製品は梱包されたあと出荷され、時には物流拠点も経ながらユーザーまでに届けられる間に様々な衝撃に遭うこととなります。落下試験とはそういった衝撃に耐えうることができるか検査する試験のことを指します。

実施する試験方法及び装置についてはJIS規格に沿って行います。試験方法は荷扱いが人力か機械かにより変わります。人力による荷扱いの場合は、任意の高さから被試験物を落下させる「自由落下試験」を行います。一方、機械による荷扱いの場合は、片支持りょう落下試験または水平衝撃試験及び自由落下試験を選択し、損傷がないかを調査します。片支持りょう落下試験とは、被試験物を規定された形で傾けたまま落下させる試験のことを指します。水平衝撃試験とはレベル分けされた規定の衝撃速度で被試験物の側面に各1回衝撃を加える試験方法となります。

ちなみに各試験で落下させる高さや衝撃速度については、転送積み替え回数等の外力が加わる量や積み荷の重さによりレベル分けされております。